コーヒーラバーの旅：東京のスペシャルティコーヒーシーンを巡って
先日、フィリピンから若い女性のお客様をお迎えしました。彼女は10日間の東京滞在中に、この街の名高いスペシャルティコーヒーカルチャーにどっぷり浸かりたいと考えていました。地元ではまだスペシャルティコーヒーがそれほど一般的ではないこともあり、コーヒーづくりの奥深さを学び、味わいたいという強い思いを持っていました。そのため、抽出とラテアートの両方をカバーする、4時間の総合ワークショップに参加することを決めたのです。
発見の旅
彼女の冒険は、2時間のブリューイングワークショップから始まりました。このセッションは、コーヒーの基礎知識を身につけるために設計されたものです。さまざまなコーヒー豆やその産地、そして風味に影響を与える多様な要素について学びました。ワークショップではカッピングも行い、複数のコーヒープロファイルをテイスティング・評価することで、スペシャルティコーヒーの繊細な違いを見極める力を養いました。
理論的な知識に加えて、彼女はコーヒー抽出の実践的なスキルも身につけました。経験豊富なバリスタが工程を一つひとつ丁寧に案内し、理想的な一杯を淹れるためのテクニックを教えました。セッションが終わる頃には、自宅でもおいしいコーヒーを淹れられるという自信がぐっと高まっていました。
ラテづくりの技を極める
彼女の旅の次のステップは、2時間のラテアート・ワークショップでした。実践形式のこのセッションは、ピッチャーの持ち方を学び、水やミルクを使ってラテアートの練習をするところから始まりました。バリスタは、美しいラテアートに欠かせない要素である、理想的なミルクフォームを作るためのテクニックを実演してくれました。
根気よく練習を重ねるうちに、彼女はエスプレッソにミルクを注ぎ込み、繊細な模様を描けるようになりました。ワークショップのハイライトは、自分でラテを一杯仕上げた瞬間。美しいハート模様のラテが完成したのです。この新しいスキルを身につけたことに彼女は大喜びで、早く家に帰って自分のラテアートを披露したいと胸を躍らせていました。
忘れられない体験
このワークショップは、彼女にとって単なる学びの場以上の意味を持つものでした。東京の活気あるコーヒーカルチャーとつながり、スペシャルティコーヒーへの理解を深める貴重な機会でもあったのです。彼女は新たなスキルと、コーヒーに対するより深い理解、そして東京で過ごした時間の楽しい思い出を胸に、店を後にしました。
私たちと一緒に、コーヒーの世界を発見しよう
もし東京への訪問を計画していて、コーヒーに情熱をお持ちなら、ぜひ私たちのワークショップにご参加ください。初心者の方も、コーヒー愛好家の方も、ブリューイングとラテアートのワークショップを通じて、ユニークで実りある体験をしていただけます。コーヒーの淹れ方を学び、同じ志を持つ仲間と出会い、これからのコーヒージャーニーを豊かにするスキルを身につけてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。忘れられないコーヒー体験をぜひ当店でお楽しみください。
