1. エチオピアの謎めいた多様な品種
「コーヒー発祥の地エチオピアは、まさに万華鏡のようなフレーバーの宝庫です。ここでは、そのコーヒーカルチャーの核心に迫ります。魅惑的なフローラルノートで世界的に知られるイルガチェフェから、力強くワインのような風味を持つシダモまで、エチオピアのコーヒーは多様性と豊かさの象徴です。それぞれの品種は個性的なフレーバープロファイルを持ち、産地ごとのテロワールと伝統を映し出しています。一杯ごとに歴史を味わう――それがエチオピアコーヒーの魅力なのです。」

2. 品種 74110 & 74112:レジリエントな二つの相棒
「1970年代に開発された品種74110と74112は、単なる農業研究の成果にとどまらず、風味と強靭さを祝福する存在です。病害抵抗性を高める目的でジンマ農業研究センターで育種されたこれらの品種は、その期待をはるかに上回る結果をもたらしました。74110はバランスの取れた味わいで楽しませてくれ、74112はフローラルとシトラスが織りなすユニークな風味を提供します。両者は、耐久性と繊細な味わいの調和を体現しており、コーヒー愛好家の間で大切にされている理由もそこにあります。」

3.品種 74158:甘さを引き出すイノベーター
「74158は、エチオピアのコーヒーシーンにおける現代の驚異ともいえる存在です。比較的新しい品種でありながら、その際立った甘さは、エチオピアコーヒーとしては稀有な特徴です。伝統と革新の融合を体現し、クラシックなエチオピアらしさに現代的なひねりを加えています。その結果生まれるのは、豊かで甘みの強い味わい。新たなコーヒー体験を求める人々の舌を魅了し、たちまち人気の品種となりました。」

4. エアルーム種とイルガチェフェ:よみがえる古のアロマ
「エチオピアの在来品種――とりわけ有名なイルガチェフェは、過去と現在をつなぐ架け橋のような存在です。これらの古来種は、コーヒーが本来持っていた野性味を今に伝えています。なかでもイルガチェフェは、繊細で紅茶のような飲み口と、魅惑的なジャスミンの香りで知られています。これらの豆は、単なる飲み物を超えた存在であり、コーヒー栽培の黎明期へと私たちをいざなう、時を超えた感覚体験を提供してくれるのです。」

5. シダモ:シトラスが香る伝統の系譜
「高地に位置する宝石・シダモは、明るい酸味と爽やかなシトラスの風味で知られる、個性豊かなコーヒーです。この地域の豆は、標高や気候がコーヒーの味わいに与える影響を映し出す存在でもあります。シダモの豆は、軽やかでフローラルな香りと、驚くほどしっかりとしたボディを併せ持つ“心地よい矛盾”が魅力で、多くのコーヒー通に愛される品種です。」
6. タスコーヒー ロースタリーでコーヒー教育を深める
「タスコーヒー ロースタリーでは、エチオピアコーヒーの豊かな世界を分かち合うことに情熱を注いでいます。SCA認定コーヒーコースでは、スペシャルティコーヒーの世界を没入型で体験していただけます。豆の選定や焙煎技術から抽出・テイスティングに至るまで、コーヒーに関するあらゆる要素を網羅しています。コーヒーへの理解を深め、抽出スキルを磨き、世界中のコーヒー愛好家やプロフェッショナルのコミュニティの一員になりませんか。」